経営事項審査とは

経営事項審査とは

公共工事に入札するために必須となるのが、【経営事項審査を受けている】ことが要件となります。

よく「経審(ケイシン)」と略して言われるものです。

この経審は建設業者様の経営力や技術力等を審査項目ごとに点数評価され、客観的に総合評価点を算出し、その数値に基づいて官公庁が建設業者様をランク分けするものです。

そのランクに基づいて入札に参加できる規模が変わります。

そのため、経審は建設業者様の点数付けとも言う事ができます。

経審を受けるための大前提として、

1.経審を受ける業種について建設業許可を取得していること

2.決算変更届を提出していること

が要件となります。

経営事項審査の進め方

①決算変更届を提出

 直前の事業年度終了の日が審査基準となります。

②経営状況分析の申請

 経営状況分析機関に対し、経営状況分析申請を行い、分析結果の通知を受け取ります。(※分析手数料が発生します。)

経営状況分析とは、財務諸表などをもとに、収益性や健全性などを計算し財務内容を評価(Y点)するものです。

③審査受付希望日の前月15日までに往復はがきで申し込み

②で受け取った分析通知書の他添付書類も準備しておく必要があります。

 また、青森県知事許可の場合技術職員及び建設業に従事するその他職員等の内容確認も行っておく必要があります。

④経営事項審査を受ける

 指定された日時に、経審会場に出向き審査を受けます。

⑤結果通知書の受取

結果の有効期間は

審査基準日(決算日)から起算して1年7カ月間の公共工事に関して有効となります。

毎年継続して、公共工事に入札しようとする場合は、毎年経営事項審査を受ける必要があります。

経審の点数の付けられ方

経営事項審査は建設業者様に点数が付けられることになりますが、様々な数値を客観的に分析することで算出されます。

計算式は、

【総合評定値(P点)=0.25X1+0.15X2+0.2Y+0.25Z+0.15W】

X1=業種別の完成工事高

X2=自己資本額と平均利益額

Y=経営状況分析の結果

Z=業種別の技術職員と元請完成工事高

W=労働福祉や建設機械の保有状況、営業年数など会社の状況

という式で求められることになります。

最終的にP点の数字によって、入札参加した場合のランクが変動していくことになります。

 

建設業許可取得から経審まで建設業に関わる手続きは当事務所にお任せください!

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